物理学D

2011年度 第1セメスター 木曜日1講時

シラバス

授業
参考書「はじめての物理数学」に従い、講義を行った。
数学を学ぶには、実際に手を動かして計算することが必要。 30分以内で解ける問題を、10回宿題として出した。 締切は次回の講義時とし、その次の講義の開始時間まで受け付けた。 講義の最初に解答例を示した。

講義の内容と宿題
  1. イントロダクション/微分/積分(5/12)
  2. 積分/複素数/運動方程式(5/19)
  3. 運動方程式(5/26)
  4. 単振動/減衰振動(6/2)
  5. 強制振動(6/9)
  6. 強制振動・ベクトル(6/16)
  7. ベクトル(6/23)
  8. ベクトル(6/30)
  9. 行列(7/7)
  10. 行列(7/14)
  11. 連成振動(7/21)
  12. 偏微分(8/4)

試験(8/11)
出題範囲は参考書「はじめての物理数学」1-148 ページおよび発散(180ページ)、 回転(184ページ)。
平均点は73点。問題が簡単すぎたのか満点の者もいた。
宿題30%+試験70%と試験100%のどちらか高い点数で成績をつけた。 90点以上をAA、80点以上をA、70点以上をB、60点以上をC、60点未満を 不合格とした。合否は8月22日に掲示した。

追試験(9/8)
試験を欠席した者と試験で不合格の者を対象として 追試験を実施した。試験で合格であった者も追試験の受験を許可した。 試験問題と類似した問題にした。 病気等の理由で試験を欠席した者は、宿題30%+追試験70%と追試験100%のどちらか 高い点数、それ以外の者は追試験100%で成績をつけた。 60点未満の者は不合格とした。

成績
9割以上が合格 (不合格者の中には、試験/追試験の両方を欠席した3名、 試験が不合格で追試験を欠席した1名、計4名を含む)
成績分布は、偶然であるが、昨年度の物理学Dの平均の成績分布とほぼ一致。
出席はとらなかったが、宿題提出を出席とみなすと、 宿題提出が多い学生ほど成績が良かった。 しかし、宿題の成績と試験の成績には強い相関はなかった。 他人の宿題を写して提出した者がいたのであろう。 宿題を提出しないが、成績の良い学生もいたが、ごく小数であった。

感想
重積分、線積分、面積分まで講義出来なかったのは残念だった。