サマーチャレンジ ~究極の物質像に挑む~
演習課題1
ワイヤー一本でX線や素粒子を検出しよう
~ワイヤーチェンバーを手作りして素粒子・原子核実験を体験~
集合写真、みなさん、お疲れ様でした。
あんなことやこんなこと
演習の紹介
高エネルギー、原子核実験で最も多く用いられている検出器の一つに
ワイヤーチェンバー(MWPCやMWDCなど)があります。
本演習ではその検出器の基本となるワイヤー1本とアルミの筒からなる
比例係数管を自分たちで製作しました。
ワイヤーには直径20umのタングステンワイヤーを用いて、
1.4~1.5kVの電圧をかけて動作させました。
また、信号の読み出し回路として、微分積分増幅回路を製作して
シグナルの増幅および整形を行ないました。
さらに論理回路も製作して、粒子通過の計測も行ないました。
今回の実習で計測したのは、
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55Fe線源からのX線
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90Sr線源からのベータ線
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3つの比例係数管の同時計測による宇宙線の観測
でした。
演習のテキスト
実験データ
プレゼンテーション
リンク