Kimiko Sekiguchi

2016

English/Japanese

(update : 2016.11.9)

 




   こんにちは。関口仁子です。私の専門は原子核物理学(実験)

です。研究テーマは、原子核を形作るチカラである核力を実験

的に解明すること。特に、三つの核子が同時に作用する時に働

三体力(三体核力)に興味を持っています。

   原子核の中では、数多くの陽子と中性子(総称して核子と呼び

ます)が非常に狭い領域に閉じ込められています。その中で働く

核力は,これまで湯川秀樹によって提唱された中間子交換理論

を基礎に、2つの核子の間を中間子という粒子を交換することで説明される2体力と

して理解されてきました。近年、実験・理論双方の研究の飛躍的な進展により、核力

の理解が大きく変わりつつあります。その中の最重要課題の一つが「三体核力」

す。

     三体核力は,3つの核子間で相互作用する核力です。理論的には、1957年に発表

された藤田・宮沢型三体力などが予言されていたのですが、実験による検証が難しい

状況が続いていました。この状況を変えるきっかけとなったのが、我々のグループに

よる重陽子・陽子弾性散乱の高精度測定による三体核力効果の発見でした(実験は、理

化学研究所加速器施設において実施)。以後、三体核力に関する研究は、重陽子・陽子

散乱の枠を超え、元素合成の解明に必要な中性子過剰核などの性質,また超新星爆発

や中性子星と密接な関わりをもつ高密度核物質へと展開されつつあり、その重要性が

注目を浴びています。即ち三体核力の理解は、未解決の宇宙・天文物理の重要問題と

直結しているともいえるでしょう。

   原子核の様々な現象において三体核力の果たす役割が注目される中、私のグループ

では、少数系散乱から三体核力を実験的に明らかにする研究を推進しています。この

様な真空系における三体核力研究の面白さは、三体核力そのものの”生”の情報が得ら

れること、またクォークが核力の中でどのようなダイナミクスを持つのか、というこ

とに直接触れられることだと思います。実験結果を理解するためには、もちろん理論

研究との共同研究は欠かせません。しかし、どちらが優位、とかいうこともありませ

ん。実験と理論の両側面から新しい核力の姿を明らかにしていくプロセスは非常に楽

しいものです。私はこの研究を通して、最終的に、宇宙の成り立ちを統一的に説明す

る、そういう場 (field) を築くことを目指しています。

 実験は主に理化学研究所(理研)のRIBF、東北大学サイクロトロンラジオアイソトー

プセンター(CYRIC)、大阪大学核物理研究センター(RCNP)の加速器を使って行って

います。


 私の研究グループでは、新しい核力の物理を自ら切り拓きたい・アプローチしたい、と思っている意欲ある若手研究者&学生の皆さんを待っています!

Hello!

Introduction


Name :

関口仁子

Major :

原子核物理(実験)

Affiliation :

東北大学大学院理学研究科

物理学科

Status : 

准教授

Email : 

kimiko_AT_lambda.phys.tohoku.ac.jp

(“_AT_”を”@”に置き換えて下さい.)

Address : 

〒980-8578

宮城県仙台市青葉区荒巻字

青葉6−3


About OUR LAB.


  1. 1.東北大学物理学科原子核物理

2. エキゾティック核物理グループ

  1. 3. グループメンバー


About KIMIKO


  1. 箇条書き項目 研究関係 / 業績

  2. 箇条書き項目 履歴など (J-Global)

  3. 箇条書き項目 東北大女性研究者コラム

  〜女性研究者育成支援室〜

  1. 箇条書き項目 東北大学理学部物語2013

  2. 箇条書き項目 私の紹介記事(理研 Navi)


学生の皆さんへ


  1. 箇条書き項目 平成27年度3年生向け

   研究室紹介の資料

  1. 箇条書き項目 ゼミ & 勉強会


LINK


研究関連の国際会議・ワークショップ

  1. 箇条書き項目The 20th International Symposium on Spin Physics -SPIN2012-, September,

2012


  1. 箇条書き項目20回IUPAP少数系国際会議 (FB20), 福岡, 2012 年8月


  1. 箇条書き項目 Mini Workshop “New Aspects of Few Nucleon Interactions”

SAKUNAMI, July 21-22, 2012


  1. 箇条書き項目ECT* workshop

”Three Nucleon Forces in Vacuum and in the medium”

(July, 2011)


  1. 箇条書き項目 International Symposium on New Facet of Three Nucleon Force -50 years of Fujita-Miyazawa Three Nucleon Force (FM50) (October, 2007)


特別講義

  1. 箇条書き項目Machleidt 先生 (July, 2014)

   “Six Lectures of Nuclear Forces ”


学会

日本物理学会

American Physical Society


日本学術会議

日本学術会議若手アカデミー委員会

アカデミー委員会は、日本学術会議内に設置される、30歳から45歳を基本とする若手研究者による組織です。現在、委員をつとめています。

 
Recent Information

2016年6月東北大CYRICで行った陽子ー偏極3He散乱実験