よしなしごと

ポスドク生活(家探し)

LBLのポスドクとして最初の一年は、ニューヨーク州のブルックヘブン国立研究所(BNL)に常駐していました。 BNLはマンハッタンの東にある東西に細長く伸びたロングアイランドという島にあります。 住む場所は、最初しばらく研究所内のアパートメント・エリアにあるアパートでした。

ここには大学や研究所から人がやってきて実験の為に滞在します。 短期や長期滞在者のためのアパートがBNLの敷地内にあるのですが、土地が広いためアパートはすべて一階建ての平屋。 また、1ベッドルームから4ベッドルームまでいろいろありました。

少人数のグループは各個人がドミトリと呼ばれる宿舎に泊まります。 ドミトリには共有のキッチンやシャワールーム・トイレがついていました。 人数が多いグループでは、ドミトリにとまるよりもまとめてアパートを借りた方が安いため。 また、アパートのほうが物が多くおけたりと自由度が高いため、LBLのグループではアパートを借りていました。 このような目的で借りているアパートを、チーム・アパートメントと呼んでいました。

研究所内にあって仕事場も近く便利なのですが、アパートは基本的にはカリフォルニアからくる人たちの為にグループが借りているものです。 そのため、研究所の外に自分で借りることにします。

研究所のユーザーサポートに行くと、研究所で働く人にアパートや家の離れやベースメント(坂道に立っている家で半分地下にある)を貸したい大家さんが送ってきた賃貸の情報リストがおいてありました。 これを見て、自分で電話をかけてアポイントメントを取り、下見に行って気に入れば契約するという形です。 間に不動産屋が入らないので、手数料などはかかりません。

日本だと、敷金・礼金という習慣がありますが、アメリカにはそんなものはありませんでした。 その代わりに、最初に Deposit と呼ばれる、家賃2,3ヶ月分にあたる保証金を払います。 その場所を引っ越すときに、内装などに問題があればその保証金から修理費を払い残りは手元に戻ってくるという仕組みです。

いくつか見て、最終的に決めたのは研究所から北へ来るまで20分くらい行った住宅地の中にあるベースメントでした。 大家さんは、老夫婦で上に住んでいます。 アメリカは契約社会なので、アパートの賃貸契約もしっかりしています。 個人で契約する人が多いためか、契約書の雛形があるようでした。 貸す側と借りる側の名前を各場所、契約内容についてのいくつか選択肢があり、大家があらかじめ該当する場所にチェックをしています。 契約書は3枚程度にわたって項目が書いてあり、最後にサインするというものでした。

アメリカではほとんどの場合、部屋および敷地内で「禁煙」「ペット禁止」だそうです。 自分の場合は、生まれて一度もタバコをすったことはないし吸う気もないので何の問題もないのですが、喫煙者はアパートがなかなか借りれなくて大変だそうです。

あと、借りるときに言われたのは「静かに暮らしているのでパーティはしないで欲しい」ということでした。 最初は「?」と思ったのですが、バークレイに引っ越した後研究所で受け入れている大学院生に誘われて彼の住んでいた家のパーティに行ってみると、理解できました。 たくさんの不特定多数の学生が出入りし音楽を流し大騒ぎしているのは確かにイヤになるだろうなとその時感じました。

BNLのある場所は、サフォーク・カウンティ(郡)の中では物価が安い方のようです。 それでも、最初に借りたベースメントは、750$/Month 程度でした。

家賃を支払う場合は、小切手を使います。 アメリカでは、クレジットカードも広く使われていますが、個人と個人の間でお金をやり取りする場合は小切手が一般的でした。 家賃の支払いのほかに、車の個人売買をする場合もよく小切手が使われます。 小切手は、これを換金できるのは誰々と支払う側が書くため、万が一なくしても他の人に換金される心配がないからです。


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Last-modified: 2014-08-22 (金) 08:24:27 (1830d)