大学院・研究者を目指す人へ

研究室選び

多くの大学では4年生になると研究室配属があり、研究室のメンバーとして扱われます。 たまに、研究室配属がないところもありますが、それはまれな例外なのでこの際忘れましょう。

その研究室で一年過ごすわけですし、そのまま大学院に進学したときに博士課程(前期)で2年、博士課程(後期)で3年あるいはそれ以上過ごすので、研究室選びは重要になります。 卒論を書く際にどんな研究を行ってまとめるかという問題がありますが、たいていは「こんなのやってみない?」と指導教員の方から提示されます。 しかし、おまえはこれをしなければ卒業させないというような押しつけはありません。

また、学生の方から「こういうことがしたい」と言って採用されることも無いわけでは無いでしょうが、殆どないでしょう。 学部生が授業で学んだことは確立された学問であり、学ぶという姿勢はあっても、研究するということは多くの場合身についていません。 また、最先端の研究は先人の積み重ねの上に成り立っている訳ですから、それらの知識がないと研究はできません。 学部での授業の内容は基本的に100年前の物理ですから、そこから最先端まで大きな山があることは想像に難くないでしょう。

少なくとも、自分が知っている範囲では上のような感じですが、実際はどうでしょうか。 卒業研究のテーマをどのように与えられてどのように選ぶことが出来るかは、その研究室の教員によるところが大きいはずです。 そのため、研究室の雰囲気を知るのが一番です。 どんなに興味のある研究をやっていても、辛い日々を過ごし苦行になってしまってはしょうがないでしょう。

最近は、折りに触れて研究室紹介が行われています。 そのような機会に紹介を聞きに行くところから始め、興味をもった研究分野の研究室を訪問することを勧めます。 スタッフに話を聞くだけではなく、そこに所属している4年生や大学院生に話を聞くことも重要です。 自分に都合の悪いことを自ら言う人は、普通いません。 また、どんなに良いと思える人でも、自分の評価と他の人から見た評価は変わってきます。 多角的に見た情報を元にすることが重要です。 特に他大学を受けようとする場合、授業でその教員を見る機会というものがありませんから、同じ大学から受ける人とは必然的に情報量が少ないので、積極的に情報収集をすることが必要となります。

同じ大学の大学院を受けようとする学部の学生さんが、4年生で配属された研究室や研究グループにそのまま残ろうとした場合を考えます。 時々、間違った噂が流れているのですが、今その研究室にいるからといって、大学院で確実にその研究室に行けるわけではありません。 大学院入試の成績が悪く、他に成績の良い人が多数その研究室を希望すれば、当然順位が落ちる訳で結果としてその研究室には行けなくなります。 今その研究室にいることは既得権益ではありません。


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Last-modified: 2012-06-25 (月) 17:14:08 (2618d)